『月』という映画を観ました!!内容は激重だったけど、考えさせられる映画だったなあ。。。
おはよーございます!!
ブログ担当Dです!!
先日、アマゾンプライムで『月』という映画を観ました。
障害者施設の津久井やまゆり園で19人が殺害された実際の事件をモチーフにした作品です。
障害者施設で過ごしている患者のリアル。
そこで働く職員のリアル。
それぞれの立場や思いが丁寧に描かれていました。
作品のテーマである
人間とは何か?
もっと細かく定義すると、
意思の疎通が出来ない人間に心はあるのか?
心の無い人間を社会で養う必要はあるのか?
そんな社会のタブーを考えさせられます。
映画の中でも、
生まれてくる子供が障害者だったとしても産めるか?
障害者になりたいと思うか?
施設でただ生きていて嬉しいと思えるか?
グサッとくる鋭い質問がありました。
これ自分ならどう答えるんだろう。。。
実際問題、
意思の疎通が出来ないレベルの障害者の場合、
社会に貢献することは不可能なわけで、
税金を使って生きていくことは、
どんな綺麗事を並べても、
社会の負担であることは間違いないわけです。
社会に余裕があればそんな負担も構わないと思いますが、
一生懸命働いても税金を取られて貧乏で、
昼も夜もカップラーメンを食べるしかない人が居たとして、
施設で食事や治療を無償で受けている障害者を見たときに、
納得は出来るんでしょうか?
自分は一生懸命働いても生きていくのがやっとなのに、
障害者は障害者というだけで生きていけるのか?
それを不公平と感じるのは当たり前なんじゃないかと思います。
障害者施設は何故森の中にあるのか?
作中では社会が見たくないものだから蓋をしていると表現されていました。
実際そのとおりだと思います。
目の前に奇行を繰り返す人が居たら単純に怖いし、
不快感はどうしてもあると思います。
これを否定することは、
隣の部屋で毎日奇声を発している人が居ても問題ないのか?って話です。
つまり、倫理的には障害者に生きていて貰いたいという気持ちがありつつ、
目の届く範囲には居て欲しくないというのが本音ということです。
本当に考えさせられますよね。。。
自分事として捉えてこの問いに向き合ってしまったら、
自分の本音に気付いてしまう人が大半なんじゃないでしょうか。
だからって何も変えようと思わないんですけどね。
それを歪んだ形で行動に移してしまったのがこの犯人だったんじゃないかと。。。
本当に考えさせられる映画なので、是非観てみてください!!