吉本芸人になりたい人のための手引き。その②。
おはよーございます。
ブログ担当Dです。
今日は朝から住んでるマンションが水道管の工事で断水していたので、
会社で顔を洗いました!
さて、昨日はNSCの入学式当日のお話までご紹介してきましたが、
今日は実際の授業内容や順位付けなどをご紹介できればと思っています。
授業内容について
NSC内での授業は色んなジャンルがありました。
・ネタ見せの授業×2
・演技の授業
・トークの授業
・大喜利の授業
・発声の授業
・ダンスの授業
まずネタ見せの授業に関しては2コマあり、別々の講師が担当していました。
講師はM-1の予選の審査員をしていたり、松本人志さんの構成作家をしていたり、
かなりガチな方々が担当していました。
キャスティング権も持っていたりするので、
講師の方々に認められれば、在学中にTVに出られるなんてこともあります。
オリエンタルラジオが良い例ですね。
彼らは在学中にレギュラー番組を持っていたトンデモない逸材でした。
ネタ見せには持ち時間が決まっていて、
基本的に1分のネタか2分のネタを披露する決まりでした。
すべての授業にサポートとして去年の卒業生が2人ずついるのですが、
そのサポートがストップウォッチでネタ時間を計って、
持ち時間を超えたら強制終了。
その時点で0点になってしまいます。
この講師の方がつける点数で、自分が入るクラスが決まります。
面白さでエリートと凡人に分けられるということです。。。
ちなみに全員がネタ見せをできるわけではなく、
早いもの順で来た人からネタ見せができるシステムでした。
1回の授業でネタ見せができるのは平均25組くらいです。
なので、僕は授業開始の4時間前くらいから校舎の階段で並んでました。
ちなみに4時間前でも1番じゃなかったりします。
時間通りに来たらまずネタすら見てもらえません。
ネタ見せ中は本当に異様な空気です。
静まり返った稽古場で、
「○○(クラス名)〇〇(個人番号)○○(コンビ名)漫才(もしくはコント)をやります!!よろしくお願いします!!!」
と言ってからネタ見せはスタートします。
ちなみにこのとき声が小さかったらキレられます。
講師の方の機嫌によってはそのままネタ見せも出来ずに帰らされます。。。
体育座りをしている100人くらいの同期と無表情の講師の前で、
漫才やコントを披露します。
ちなみに基本的に笑いは起こりません。。。
なぜなら講師によっては笑ってしまうと授業が中断するくらいキレられるからです。。。
他人のネタで笑うような奴は意識が低いとの理由だからだそうです。。。
ネタが終わるとダメだしが始まるのですが、
基本的にボロッカスに言われます。
「おもんない。○○のパクリやんけ。頭おかしいだけ。」
などの講評というより人格否定みたいなことをつらつらと言われます。
それでもそれなりに話してくれれば良いほうです。
本当に面白くないときは「おもんない」の一言だけで終わることもあります。
授業が終わると翌日には全組の順位が貼りだされます。
その順位でエリートとゴミに振り分けられていくわけです。。。
今思い返しても厳しい世界ですね。。。
今日はこの辺で。。。